top of page
LOGO W 300.png

HAMANAKONPOUYUSO SILKROAD MUSEUM

紅葉2024
​ハイライト

そうだ 
上野部に
​行こう。

開催中の展覧会

開催中の展覧会

​後援:磐田市/浜松市
新収蔵品によるペルシア陶器展

チラシ2 Final OL.png

新収蔵品によるペルシア陶器展に寄せて

 

​シルクロード美術史家・文学博士 元金沢大学教授 

田辺勝美

 

 イスラム/ペルシア陶器は原則としては破片を繋ぎ合わせている。割れていない完形品は稀である。先史時代やパルティア、ササン朝時代には土器や陶器は墓の中に副葬品として埋納されたので、完全無欠な姿で残った。しかし、イスラム教徒は墓に副葬品を入れないから、ペルシア陶器は墓から出土したものではない。基本的にイスラム陶器は全て、破壊された建物(バザール、モスク、隊商宿、学校、民家)の中や窯址から発見される。それゆえ、割れているのが当たり前で、完形品は少ない。また、産地と出土地の特定が難しい。大半のイスラム陶器は盗掘品で、テヘランなど都市の古美術商の店に運ばれた。古美術商は本当の出土地を偽って客に伝える場合が少なくない。さらに、イスラム陶器は交易品であったから、産地から遠くへ運ばれた。その結果、イラン産が、ウズベキスタンで出土したり、また、その逆もある。本展覧会のペルシャ陶器に、ニシャープール(現ネイシャーブール)、ゴルガーン、サーリー、アモール、サーヴェーなど産地が書かれているが、それは産地の場合もあれば、出土地の場合もあることに留意されたい。ニシャープールはイラン北東部にある都市遺跡で、ペルシア陶器の代表的産地であるが、1936~40年にかけてメトロポリタン美術館が行った遺跡の発掘によって大量の作例が出土した。一方、トランスオクシア(オクサス川以北の中央アジアをいう)産の陶器は19世紀末にサマルカンド(アフラシアブ)で発掘がロシア人考古学者によって行われ、多量のイスラム陶器が出土したので、古くから知られていた。今回の展示品の中にニシャープール産のものに混じってトランスオクシアナ産が含まれているのは、両方の地域が交易を通して交流があった結果を示している。恐らく、おそらく、11~12世紀頃にオクサス河以北からニシャープールに運ばれたのであろう。

 今回の展示品の大半は1950年代の後半に、テヘランの古美術商の店で購入された、非常に古い収集品である。1956~59年にかけて、東京大学イラク・イラン遺跡調査団がイラン南部で発掘を行った。それに同行した朝日新聞者の記者が、同調査団団員の考古学者や美術史学者の見立てなどを参考にして購入したと思われる。いくつかの購入品が優品であるのは、そのためかもしれない。その購入品の一部は、1961年に銀座の白木屋で開催された「ペルシャ美術展」(朝日新聞社主催)に出品され、我が国においてペルシア陶器ブームが起こる「きっかけ」となった。

Gallery Talk

12月のギャラリートークは、

8日、22日の日曜日、午後2時からです。

​『ペルシア陶器の魅力』

ギャラリートーク
バナー2.png
新所蔵作品

素描

「金閣寺」

平山郁夫 

平成10年(1998年)文化勲章を受章。
 

 洛中洛外図は、室町時代後期から江戸時代にかけ制作された風俗画であり、京都の市街(洛中)と郊外(洛外)の名所や旧跡、四季折々の行事などと共に、京都に暮す人々の生活が描かれました。狩野派の画家によって描かれた作品「洛中洛外図屏風」は六曲屏風一双の画面に描かれ、文化遺産として遺されています。

日本文化の源流を求めてシルクロードを旅しつづけた平山郁夫氏は、シルクロードの集大成とも言える作品、玄奘三蔵の求法の旅を描いた「大唐西域壁画」の制作を終えたころ、多くの日本文化誕生の地である「京都」に目を向けました。世界が認めた「文化」としての京の町を人々が作り上げた芸術作品と考え、平山氏自身の生きた時代の京都を自身の手で、愛と感謝の気持ちを込め「平成洛中洛外図」を描き残しました。

堀越宗円遺愛の品 秋の特別展示

八田窯
撫子汲出し茶碗

八田窯 八田円斎
銀唐草文汲出し茶碗

京焼 四代 久世久宝
色絵菊画汲出し茶碗
バカラ 春海コレクション

グラス 金縁千筋・菓子鉢 金縁霰切子(あられきりこ)

江戸切子
色入切子平鉢・切子色ガラス
 
大阪の古美術商「春海商店」三代目春海藤次郎が大正期にバカラに発注したオリジナルの茶道具のコレクションと、江戸切子の展示となります。バカラ 春海コレクションは、多くの茶人の間では「春海好み」と称され、深く愛されるようになった作品ですが、茶事には焼き物が当たり前だった時代に西洋のクリスタル器を茶事に用いる事はなかなか難しい時代だった時に、堀越宗円はこのガラス製の菓子鉢を茶事に水指として使用した最初の茶人とも言われています。江戸切子に用いる「霰文(あられもん)」をクリスタルで再現、あえて鋭利に仕上げたカットは、器を手にした時に微かに感じる痛みで、夏の清涼感を与えるための指示だったそうです。
二代 浅蔵五十吉と 二代 徳田八十吉

九谷焼を代表する作家二人の作品の特集です。
​九谷の伝統色とダイナミックな構図と圧倒的な画才に魅了されます。
平山美知子 木版画 『猫』 

原田泰治 木版画 『ねこ』


 

シルクロードギャラリー

開催予定の展覧会

Barateru

カナデルヨウニ

​カオルヨウニ

フラワーアーティスト/スタイリストとして活躍する

Barateru 堤照美さんの個展。

これからのシーズンに合わせた華やかで、センス抜群のスワッグ、デコレーション、そしてお正月飾りなど、新作の展示販売会です。

​毎回好評を頂いているワークショップでは、備前焼作家・井口淳さんとのコラボもあります。

2024年

​11月21日(木)〜11月24日(日)

10:00〜15:00(最終日16:00まで)​

​シルクロードギャラリーにて

ポストカード2
HP3
ポストカード4
HP2

お知らせ 

​シルクロードミュージアムの最新情報です

イベント・最新情報
アンカー 2 お知らせ

​作品解説サイト
みどころガイド
ができました!

お手持ちのスマートフォンやタブレットで​館内展示室に掲示してあるQRコードを読み込んでいただくと、展示している作品の解説がご覧いただけるようになりました。ゆっくり、じっくり作品を楽しみたい!という方にはピッタリです。なお、当館スタッフによる解説サービスも引き続き行っています。入館の際、スタッフにお気軽にお尋ねください。

​最新情報

開催予定の展覧会

11月26日は臨時休館日です。

11月26日は展示作品入れ替えのため、臨時休館になります。

2024年11月25日 3:00:00

11月の休館日

11月の休館日は、5(火)、11(月)、18(月)、25(月)、26(火)となります。

2024年11月1日 3:00:00

ギャラリートーク:「シルクロードに現れたギリシャの神々」開催のお知らせ

10月27日、11月3日(日)午後2時より、当館スタッフ・ヤス先生によるギャラリートークを開催いたします!

2024年10月16日 1:00:00

令和6年 新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

2024年1月3日 15:00:00

2024年 カレンダー無料配布スタート!

2024年度版 シルクロード・ミュージアムオリジナルカレンダーが完成しました!館蔵品から選りすぐりの6点が、シルクロード美術史家・元金沢大学教授 田辺勝美先生の解説とともにお楽しみいただけます。先着100名様となりますので、お早めにお越しくださいませ。なお、カレンダーの無料配布は、入館していただいた方のみとさせていただきます。

2023年12月2日 8:00:00

最寄りの駅名が【シルクロード上野部】になりました

シルクロードミュージアム最寄り駅、天竜浜名湖線上野部駅の副駅名が12月7日より【シルクロード上野部】になりました。

2021年12月8日 0:00:00

喫茶スペースできました。

山側の小さなお庭を眺めながら休憩ができる喫茶スペースができました。

2021年12月4日 22:00:00

​● 休館日

ミュージアム案内

山林に囲まれた豊かな自然と​築250年の古民家での静かな時をお過ごしください。

アンカー 1 施設の紹介
7.jpg

庭園

山林に囲まれた豊かな自然と四季折々の

樹々と花々

建物2.jpg

ミュージアム

​総面積220坪、築250年の古民家

​シルクロードギャラリー

シルクロードミュージアムでは、ミュージアム東側にある24平米ほどの建物で、個展や作品の販売など、皆様の活動の発表の場としてご利用いただける貸しギャラリーを併設しております。

 

​*ご利用のお問い合わせ、申込みは、お電話でご連絡くださいませ。

​所蔵品の紹介

​シルクロードミュージアムの所蔵品の一部をご覧いただけます。

1.jpg
  • Instagram

​シルクロードミュージアムのオフィシャルアカウントです。

Follow us on Instagram

bottom of page